書評:頭のいい人が話す前に考えていること

書評

ポイント:黄金法則

1.とにかく反応するな:感情的にならない

2.頭の良さは他人が決める:頭の良さはあくまで他人目線での評価

3.人はちゃんと考えてくれる人を信頼する

4.人と闘うな、課題と闘え:論破することに意味なし

5.伝わらないのは話し方ではなく考え方が足りないせい

6.知識は誰かのために使って初めて知性となる

7.承認欲求を満たす側に回れ

ポイント:思考法

1.客観性の思考法

2.整理の思考法

3.傾聴の思考法

4.質問の思考法

5.言語化の思考法

特に印象に残ったポイント

他人が話しているときに、自分が話すことを考えていないか(傾聴の思考法)

→思い当たる節があり過ぎて、反省。その行為は他人の話を聞いているのではなく、自分の言うことを考えているにすぎないので、相手の言っていることの理解に努める(その上で自分の意見を述べる)ことの重要性を再認識。

アドバイスするな、整理せよ(傾聴の思考法)

→親切心でアドバイスすることは、自分の話をしたい気持ちが出ているだけの可能性あり。ゴールを確認し、相手の考えていることを聞いて、整理してあげるだけで本来は十分。

質問術(質問の思考法)

→質問は以下の5つでほぼ網羅される。

・「直面した状況にどのように対応したか」

・「仮に~このような状況に置かれたとしたら、どのようにしますか」

・「その時どのような状況でしたか」

・「そのとき、何をしましたか」

・「行動の結果、どのような変化がありましたか」

所感

わかりやすく、はっとさせられる内容も多かったので読んでよかった。自分の思考を深くしたり、整理したりするということは、日々の業務の中でも取り組みやすいが、相手がいる中でどのように最終的な議論を効率よくゴールに結びつけるか、そういう観点ではあまり仕事を捉えられていなかったので、著者の仕事柄もあるが、勉強になった。

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